Fraternité

観劇記録

1789 -バスティーユの恋人たち- 感想

www.tohostage.com

ストーリー

パリに咲き、バスティーユに散った美しき愛の物語
民衆は貧困にあえぎ、貴族は贅沢に溺れる18世紀末のフランス―。
農夫ロナンは父を貴族に殺害されたことをきっかけに、パリへ飛び出し、革命派に身を投じる。
デムーラン、ロベスピエール、ダントンら熱き仲間を得て、新しい時代に希望を燃やす。

一方、宮廷に仕える心優しき侍女・オランプはマリー・アントワネットとフェルゼン伯の逢瀬を手引きしてパリにやってくる。
マリー・アントワネットをつけ狙う一味との騒動に巻き込まれたロナンはオランプと運命の出逢いを果たす。
決して出逢う筈のなかった二人は強く惹かれ合うも、対立する身分が壁となる。
そして、愛に悩む彼らの心を揺さぶるかのように革命の足音が近づいてくる…。
1789年7月14日、バスティーユ牢獄襲撃。
遂に革命の火蓋が切って落とされる―。

帝国劇場『1789 バスティーユの恋人たち』

youtu.be

 

私の中で今年1番じゃないかなと思う作品なのでとても今更ですが感想を少し書きます。
実は一公演しかチケットを取ってなかった (ナビサで全く取れなかったともいう)んですが観終わったあとにまた観たいと思い、何とかチケット確保しました。突然チケ難になりびっくりしましたが人間、努力と執念で何とでもなりますね。大阪にも行きたいなとか思ってたりもしたんですが予定があったので諦めました。

 f:id:khkk1207:20161231003637j:image

小池さんと花總さんを残念なことに観られなかったので東宝さん、同じキャストでの再演と映像化お願いします。お二人は写真やちょっとした映像、CDを聴いての感想です。

 

小池ロナン

小池さんは写真を見た限り、きっと何をしていても飢えた農民に見えていたと私は感じましたが小池ロナン、ロベスピエールとデムーランを信じるのはえーな!とCD聴いて思いました(笑) 同時再生するとその差は歴然です。

加藤ロナン

加藤さんは革命家たちとの身長差がないこともあって果たして農民にみえるのか思ったのですがそんな心配はいりませんでした。革命家たちと初めて会ったときに「今、飢えているか」となると体格的に少し違うかなとなってしまいますがその分嬉しい時には笑い、悔しいときには泣くといった感情を全面的に出すことで教養のある革命家たちとの差を出していたと思いました。

 

身長も関係あると思いますが加藤さんは歳が幾つか離れた、小池さんは双子の兄という感じでしょうか。タイプの違うお二人がダブルキャストだったのでやっぱり両方観ておきたかったです。
神田さんのラジオで言っていた農民ロナンの衣装の左袖がちょっとしたことですぐ取れちゃうというエピソード、好きです。 私もあの衣装もう少し見ていたかった… ちなみに早着替えも合わせたらロナン3着では?

 

神田オランプ

とても芯の強いオランプでした。王妃に「行っておあげなさい」と言われなければきっと行かなかったのではと思えるくらい王妃に仕えることに誇りと信念を持っていたように思いました。キャリアウーマンなオランプでした。

夢咲オランプ

神田オランプと同じで芯は強い、だけどどこか不器用でいてそこがロナンと通じる部分もあったのかなと。ロナンを好きになった瞬間というのは夢咲さんの方が私には分かりやすかったです。天然で可愛らしいオランプでした。

 

オランプは唯一ダブルキャストで見ることができたキャラクター。どちらも素敵でしたがコミカルなシーンではしっかりすぎない、夢咲オランプの方が私は観ていて楽しかったです(笑)

 

花總マリー

ザ・インタビューを観て可憐なマリー・アントワネットだったんだなと、観れなかったことが本気で悔しいです…。CDを聴いているだけでも全てを賭けてから神様の裁きまでの感情の変化がとても分かりやすいです。

凰稀マリー

元宝塚男役でこれが女優デビューとは思えないほど素敵な女性でした。花總マリーは可憐ならば凰稀マリーは麗しいでしょうか。1幕では恋の葛藤が多く見えていましたが2幕では王妃としての威厳や覚悟を感じました。

 

古川ロベスピエール

三部会でのマリオネット古川ロベスピエールの瞬きすらしないその人形っぷりにびっくりでした。ほんと綺麗な顔してる…故に最後、人権宣言を採択する時の表情は怖かった…。この後、恐怖政治が始まる伏線なのか…? 誰の為に踊らされているのか?でのダンスは流石でした。

上原ダントン

上原ダントンのパレロワイヤル「♪乾杯だ!モテないこの俺に〜」は絶対嘘だろって思うくらいいい声で格好良かった。上原さんの歌はもっと聴いていたかったです。そしてまだパリに来て間もないロナンにパリ中の戦える男たちを集めさせるなんて… 

渡辺デムーラン

情に満ちた青年でありながらプチブルジョアということもありロナンたちを無意識のうちに傷つけてるなというという印象の渡辺デムーラン。革命の兄弟が始まる少し前のシーンでロナンに新聞見せたあとのリアクションがなかなか面白かった 

ソニンソレーヌ

ソニンさんはさすがの歌唱力でした。叫ぶ声は父を失い、自分を置いてパリへ行ってしまった兄への悲痛な思いがすごく伝わってきました。そして流石兄妹。女たち率いてパン屋襲撃してしまうとは

 

吉野アルトワ伯

いきなりマジックした時は?!となりましたが裏で企む姿がよく似合う人でした。三部会での「♪特権階級~」の時に腕を上下にされているところが印象的でした。

坂元ラマール

ラマールがいなければテンポよく進んいかなかったかもしれません。それぐらいこの人は重要な役だったと思います。私が観に行った時は秘密警察のお二人がラマールを支えきれず倒れる事態がありましたがさすが坂元さん、ナイスなアドリブでその場を盛り上げていました。

岡ペイロール伯爵

岡ペイロールの第一印象が階段使っての振り返りが格好いいな!でした。そしてあの超ロングコートの捌き方が綺麗。ロナンへの拷問が楽しそうに見えたのは私だけでしょうか

 

 

嬉しいことに圧倒的な熱望によりハイライト版のCD発売されました。ボーナストラックが入っているのでどちらを買ってもWロナンの歌を聴けます。公演を再現するには2枚必要ですが1枚でももちろん楽しめます。2枚揃えても小池ロナンは革命家たちに会えていなかったり加藤ロナンは最後死んでいなかったりいろいろありますが2枚揃えても帝劇のA席よりも安いのでみなさん、ぜひ手に取ってみては如何でしょうか。
(販売先→帝国劇場『1789 バスティーユの恋人たち』